電子書籍『ミステリと言う勿れ』8巻のあらすじと感想【ネタバレあり】

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ミステリーな要素がふんだんにあり、謎解きの楽しみもしっかりとありつつ、それだけでない魅力がある『ミステリと言う勿れ』

今回は、8巻のご紹介になります!

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CONTENTS(コンテンツ)

8巻のコンテンツは…

  • Episode11…星降る下八丁
  • Episode12…耳寄りな話
  • Episode13…ネガティブなポジティブ

になります。

・Episode11 大鬼蓮美術館(おおおにばすびじゅつかん)襲撃事件⁉

あらすじ

今回、ライカと美術館に訪れた整。

そこで遭遇したのは、武器を手に押し入ってきた、 “何か” を探す男たちで…

犯人たちとの押し問答で、整とライカは謎を解き、真相へとたどり着く⁉

登場人物

美術館に押し入り、“何か” を探している5人の犯人グループ A~E

現在は引退し、たまに額縁の埃払いにきている元美術館学芸員 黒松修一郎

みどころ

「満月に 頭を垂れて 星降る夜」 の上の句。

これの下の句と、意味を問いかけられ、犯人たちと駆け引きをしていく整。

自分たちで下の句に当たりをつけて、意味を解読しなければ、命が危うい⁉

ひとつづつ、解読していき、美術館全体の暗号を解読していく流れは

ミステリー好きにはハマります!

語る! 久能整

追いつめられないように 一つのことで転んでも

屋上から 飛び降りたりしないように

選択肢を もっと持てたらいい

“何かになりたい” だけじゃなくて

“どの場所で どんなふうに 生きるのか”

その多様性も絶対欲しいと 常々 思っています

ミステリと言う勿れ8巻 87ページ

・Episode12 フルーツパーラーでのひと時

あらすじ

月に一度の至福の日。

千両屋フルーツパーラーへ、フルーツサンドを買いに来た、久能整。

込み合う店内で待っている間に、あちこちから聞こえてくる会話に

自問自答や、うんちくをひとり言でつぶやき時間をつぶす。

そんな中、最後に聞こえてきた会話に、整の考えを伝えて…。

登場人物

千両屋フルーツパーラーで知人たちと会話をしていた 水間由珠

みどころ

短編ながらも、整のうんちくが色々聞けて面白い!

ドイツの節水や日本の水事情、手首につける救命具。

生野菜事情や、“オレと仕事のどっちが大事” 定義。

聞こえてくる会話に、逐一反応し、つぶやく整と、横で聞いている男性の表情(´∀`*)ウフフ

箸休め的な感じで読めました。

語る! 久能整

一番の問題は 痴漢の被害者がいるってことです

“冤罪”の声が大きくなると

ほんとの痴漢の被害者が 声を上げにくくなります

声を上げても 冤罪を作るのかと言われ

そちらの方が 大事かのように 問題をすりかえられる

それはとても 苦しいことだろうと

僕は思うからです

ミステリと言う勿れ8巻 123ページ

・Episode13 鳩村家からの奇妙な依頼

あらすじ

大学へ通学途中に、見覚えのある人物から呼び止められる久能整。

以前に狩集家相続問題で、縁を持った汐路だ!

振り返るや、猛ダッシュで逃げる整だが、つかまり、新たな用件を依頼されることに!

“双子を見分けてほしい”

またまた、奇妙な依頼から始まるミステリーに挑むことに…

登場人物

今回、奇妙な依頼をしてきたP・ビジョン東京支社長であり双子の叔父 瓜生晃次

半年前、飛行機事故で亡くなった前社長で双子の母親である 鳩村一葉

しょっ中入れ替わりする双子姉妹の 鳩村有紀子 と 鳩村実都子

みどころ

ミステリと言う勿れ8巻 144ページ

ある飛行機墜落事故から始まる、長編が開始!

意味深な遺言とも取れる、鳩村一葉の言葉に、これから解明されていくストーリーに引き込まれます。

登場人物が一気に紹介され、背景、関係を掴みつつ、整のうんちくもしっかり楽しめます。

双子の有紀子、実都子と接し会話をしていく中で、整が気付いた事実!

何故、そうしているのか⁇

そうせざるを得ないのか…。

9巻へと誘われる、序章の開幕です!

キーワード

  • アレキサンドライトの指輪
  • 双子座

まとめ

8巻は、男女平等や多様性について触れられていました。

「引きこもり=出勤出来ない、通学出来ない、で止まってしまっている日本という国に、こういう方法、考え方があるよ」

「すべての人にとって生きやすい社会になるように」

という作者:田村由美さんの願いが込められている巻に感じました。



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