ミステリーな要素がふんだんにあり、謎解きの楽しみもしっかりとありつつ、それだけでない魅力がある『ミステリと言う勿れ』。
今回は、4巻のご紹介になります!
CONTENTS(コンテンツ)
4巻のコンテンツは…
- episode4-5…殺すのが早すぎた
- episode5…雨は俎上に降る
- episode6…ばちあたり夜話
- episode7…暖かいのか温かいのか
- おまけのたむたむたいむ
になります。
・Episode4 狩集家遺産相続問題(かりあつまりけいさんそうぞくもんだい)
あらすじ
3巻からの続き…
広島での狩集家の代々の相続争いで、過去をさかのぼるうちに、
明らかになった仕掛け人の存在。
さらに、汐路といとこ達の父母の意外な意思があきらかとなり…⁉
広島編、ついに決着!
みどころ
犯罪とは人の努力が裏側に出ているのだ。
正しいことをしていると、信念をもって行われてきた一連の事件。
解決篇で、整によって真相が暴かれる!
キーワード
- アメジストドーム
語る! 久能整
アメリカの刑事ドラマをよく見るんですが
刑事が犯人を殺したり 逆にひどい目に遭ったりした時
必ずカウンセリング受けさせられている
カウンセラーのOKが出ないと 仕事に復帰できないんです
略
人の弱さを 認めてるからなんだろうと思う
人は弱くて 壊れやすくて 病むことも倒れることもある
それが当たり前だと
だから修復する 治そうと思う それができると信じてる
翻って日本では 弱さを認めない
弱い者は負けで 壊れないのが正しい
壊れたら退場で 悩むことすら恥ずかしい
相変わらず 根性論です
弱くて当たり前だと 誰もが 思えたらいい
ミステリと言う勿れ4巻 36~37ページ
Episode5 雨に濡れた記憶喪失の男
あらすじ
雨の日にポテトサラダを買いに出かけていた久能整。
雨にうたれながら、「山賊の歌」を歌っている男性と出会う。
あやふやな意思疎通になる彼との会話で、彼が記憶喪失であることが判明!
整は彼の記憶を取り戻すため、会話を試みる…
みどころ
またまた、一場面、会話のみでストーリーが進んでいき、どういう展開になるのか
目が離せません!
徐々に記憶を取り戻す男の表情の変化。
こちらの表現も絶妙。
キーワード
- 牡羊座リング
- 3
Episode6 病室の隣人の夜語り
あらすじ
前回の事件の後、池本巡査に半ば強制的に検査入院をさせられた久能整。
病室で、いないと思っていた隣のベッドに人がいたことに気が付く。
元刑事だというその男は、いくつかの話をした後に、
連続殺人犯:羽喰玄斗に狙われているという女性を保護しに向かった時の話を語り始める…
登場人物
元刑事である病室で出会った男性 牛田悟郎
刑事時代の相棒 霜鳥信次
みどころ
今回は、病室が舞台。
マルクスの「自省録」を読んでいた 、元刑事の牛田。
整に3つの問題を出す。3つ目には、新たな事実があり、整がそれを解き明かす!
ファンタジー要素もある回になります。
キーワード
- ラピスラズリ
- 射手座リング
Episode7 誤字による暗号
あらすじ
検査がすべて終わり退院を翌日に控えた久能整。
掲示板に貼られた手書きの文章にある誤字に気が付く。
- 暖かい飲み物
- 質外機
- PM賛辞から
- 紹かれざる客
- 対機
誤字を正しい字に直しつなげると…
「温室 三時 招待」
となることに気が付いた…
ミステリと言う勿れ4巻 156ページ
登場人物
病院の中庭のかどにある多肉植物用温室の管理人 梅津真波
みどころ
前回の病室で一緒だった、牛田から譲り受けた 「自省録」。
こらが、暗号を解くカギとなっています。
謎解き要素満載ですすむEpisode7。
最後には、今後、キーマンとなる女性が…⁉
まとめ
Episode4-5 広島編、狩集家相続問題の解決篇。
Episode5、6、7は短編ながらも、次の話へと続く伏線が貼られています。
2巻からのキーマン、犬堂ガロに続き、新たな、キーマンもこの巻で登場し、
続編が楽しみですね!
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