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高校を辞めたいと思ったら?中退する前に知っておきたい5つの選択肢

高校生活の悩み・進路

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「もう高校を辞めたい」

朝になると学校へ行くのが嫌になる。教室に居場所がない。勉強についていけない。何とか登校しても、帰ってくるころには疲れ切っている。

そんな毎日が続くと、「高校を辞めれば楽になるのかな」と考えることもあると思う。

でも、辞めた後のことが分からない。親にも言い出しにくい。

先に伝えたいのは、今の高校を続けるか、中退するかの二択で決める必要はないということ。

高校を変えて卒業を目指す方法もある。

この記事では、高校を辞めたいと思ったときに考えられる5つの選択肢と、退学届を出す前に確認したいことを整理する。

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高校を辞めたいと思うのは、どんなとき?

高校を辞めたい理由は、人によって違う。

例えば、こんな状況が考えられる。

  • クラスに馴染めず、友達もいない
  • いじめや人間関係がつらい
  • 授業が難しく、勉強についていけない
  • 朝起きるのが難しく、遅刻や欠席が増えている
  • 学校の雰囲気や校則が自分に合わない
  • 留年や進級できない可能性がある
  • やりたいことがあって、今の通学スタイルと両立できない

大切なのは、理由を一つに決めつけないこと。

友達のことが原因だと思っていたら、実際は勉強や体調の問題も重なっていた、ということもある。

何がつらいのかを整理すると、今の学校で解決できるのか、環境を変える必要があるのかを考えやすくなる。

高校を辞めたらどうなる?

高校を中退しても、人生がそこで決まるわけではない。

ただし、在籍している高校を退学すると、その学校で高校卒業を目指すことはできなくなる。

別の高校に編入学する、高卒認定試験を受ける、仕事を始めるなど、次の選択肢を考える必要がある。

特に注意したいのは、転入と編入は違うという点だ。

方法どんな人が対象?
転入学今の高校に在籍したまま、別の高校へ移る人
編入学高校を中退した後などに、別の高校へ入り直す人

学校によって募集時期や必要な書類が異なる。

今の高校に在籍しているなら、先に転入できる学校を調べた方が、選択肢を残しやすい。

また、高卒認定試験に合格しても、それだけで高校卒業資格を取得したことにはならない。ここも混同しないようにしたい。

高校を辞めたいときの5つの選択肢

① 今の高校に在籍しながら環境を調整する

学校自体を変えなくても、負担を減らせることがある。

例えば、担任以外の先生やスクールカウンセラーに相談する、別室での対応が可能か確認する、休学制度について聞いてみるなど。

ただし、出席や成績の扱いは学校によって違う。

また、いじめなどで安全が脅かされている場合に、無理に登校し続ける必要はない。本人の安全を優先して、学校や外部の相談先に対応を求めてほしい。

② 別の全日制高校へ転校する

今の学校が合わないだけで、毎日登校すること自体は苦手ではない。

そんな場合は、別の全日制高校への転校も候補になる。

ただし、全日制高校の転入学には、欠員、転居、入学試験、教育課程などの条件が関係することがある。

希望する学校に必ず転校できるわけではない。

まずは学校や教育委員会に、受け入れ条件を確認する必要がある。

③ 通信制高校へ転入する

毎日の通学が負担になっている場合には、通信制高校も選択肢になる。

通信制高校では、レポート、スクーリング、試験などを通じて単位修得を目指す。

ただし、「通信制高校なら学校へ行かなくていい」という意味ではない。登校が必要な日数や学習方法は学校・コースによって異なる。

学校によっては、通学する日数を選べたり、自宅中心で勉強を進めたりできる。

一方、自分で学習を進めることに不安がある人は、質問できる環境やサポート体制も確認しておきたい。

今まで修得した単位を引き継げる場合もあるので、転入すると1年生からやり直しになるとは限らない。

高1・高2・高3のどの時期から転入できるのか気になる人は、こちらの記事で学年別に整理している。

通信制高校への転入は高1・高2・高3いつまで?学年別に確認したいポイント

④ 定時制高校へ転校する

定時制高校も検討したい選択肢の一つ。

昼間、夜間などの時間帯に授業を行う学校があり、学校によって通学の時間や学習スタイルが異なる。

対面授業で学びたいけれど、現在の高校の時間割や生活リズムが合わない人には、候補になる場合がある。

ただし、転入条件や卒業までの期間は学校ごとに確認が必要だ。

⑤ いったん休んでから進路を考える

心身の状態によっては、すぐに進路を決めること自体が負担になることもある。

そういうときは、休学や欠席中の学習支援について相談しながら、進路を考える方法もある。

ただし、休学した期間の在籍期間への算入や、単位・進級への影響は必ず学校に確認しよう。

焦って退学届を出すより、選択肢を残しながら考える方がよい場合もある。

高校を辞めたいけど親に言えないときは?

親に話したら怒られるかもしれない。

「せっかく入学したのに」
「もう少し頑張れないの?」

そんな言葉が返ってくることを想像すると、なかなか話せないと思う。

ただ、「高校を辞めたい」という結論だけを伝えると、親も退学後のことを心配しやすい。

例えば、次のように話してみる方法がある。

今の高校に通うのがつらい。高校を卒業したくないわけではないから、転校できる学校も一緒に調べたい。

これなら、退学を決めたという話ではなく、これからの進路について相談する形になる。

直接話せないなら、文章で伝える方法もある。

親に話すことが難しい事情がある場合は、信頼できる先生やスクールカウンセラーなど、別の大人に先に相談してもいい。

通信制高校へ転入すれば、今までの単位はどうなる?

高校を辞めたいと考えている人にとって、卒業が遅れないかどうかは大きな問題だと思う。

高校卒業には原則として、3年以上の在学と74単位以上の修得などが必要になる。

通信制高校へ転入する場合、今の高校で修得済みの単位が認められることもある。

ただし、現在の学年だけで卒業時期が決まるわけではない。

確認しておきたいのは、次の4点。

  • 今まで修得した単位数
  • 転入先で認定される単位数
  • 転入後に必要な科目と単位数
  • 卒業予定時期

これらは学校ごとの教育課程にも左右される。

例えば、今の高校で30単位を修得していたとしても、単純に74から30を引くだけで卒業時期が決まるわけではない。

必履修科目の状況や、転入先での履修計画も確認する必要がある。

単位の引き継ぎについては、別の記事で詳しく解説している。

通信制高校へ転入すると単位は引き継げる?卒業時期への影響も解説

通信制高校に転入して後悔しないために

通信制高校は、今の学校生活を変えるための有力な選択肢になることがある。

けれど、すべての人に合うわけではない。

学校へ通う機会が減ることで人間関係の負担が軽くなる人もいれば、友達と会う機会が少なくなることを寂しく感じる人もいる。

また、学習を自分で進めることが負担になる場合もある。

転入前には、次の項目を比較しておきたい。

  • 年間の登校日数やスクーリングの場所
  • レポートや試験の難易度、学習サポート
  • 授業料以外も含めた年間の学費
  • 大学進学や就職に向けた支援
  • 卒業までに必要な単位と予定時期

「毎日登校しなくていいから」という理由だけで決めると、転入してから別の負担を感じることもある。

今の高校で何がつらいのか、転入先でそれがどう変わるのかを考えておこう。

通信制高校で後悔しやすいケースについては、こちらの記事も参考にしてほしい。

通信制高校への転入で後悔するのはどんな人?転校前に確認したい5つのこと

高校を辞める前に、最初に確認したいこと

今すぐ答えを出す必要はない。

ただ、今の高校に通うことがつらく、別の学校で卒業したいと考えているなら、退学する前に情報を集めておく価値はある。

特に確認しておきたいのは、今の高校に在籍したまま転入できる学校があるかどうか。

学校に確認するときは、次の順番で聞いてみよう。

  1. 今の学年・時期から転入を受け付けているか
  2. 前の高校で修得した単位を引き継げるか
  3. いつ卒業できる見込みなのか
  4. 年間どのくらい通学する必要があるか
  5. 学費の総額はいくらになるか

この5点を確認すると、候補校を比較しやすくなる。

N高・S高・R高も転入先の候補になる

通信制高校への転入を調べているなら、N高・S高・R高も候補の一つになる。

ネットを活用した学習を中心とするコースのほか、通学を組み合わせる学び方もある。

ただし、学校やコースによって通学頻度、費用、サポート内容は異なる。

また、今までの単位をすべて引き継げるとは限らず、転入後の卒業予定時期も個別に確認する必要がある。

通信制高校を検討するときは、1校だけで決めるのではなく、複数の候補を比較したい。

N高・S高・R高への転入条件や単位の扱いは、こちらで整理している。

N高・S高・R高へ転入・編入できる?単位・卒業時期・通い方を解説

入学を決める前に、最新の募集要項や公式資料で自分の条件を確認しておこう。

まとめ|今の高校を辞めることと、高校卒業を諦めることは違う

高校を辞めたいと思ったとき、すぐに中退を決める必要はない。

今の学校で負担を減らす、別の全日制や定時制高校へ転校する、通信制高校へ転入するなど、複数の道がある。

その中で通信制高校を検討するなら、今までの単位や卒業予定時期まで確認しておくことが大切だ。

今の高校が合わないことと、高校卒業を目指せないことは別の話。

今いる場所だけで、これからの進路を決めなくてもいい。

参考・根拠

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