#自分を見つめる本

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小説・文学

『教室に並んだ背表紙』(相沢沙呼・著)レビュー|なぜ「居場所のない背中」に物語はそっと寄り添ってくれるのか?

中学校の図書室を舞台に、教室に居場所を見つけられない6人の少女たちが、本と学校司書の“しおり先生”に出会い、少しずつ世界を取り戻していく連作短編集『教室に並んだ背表紙』。中学時代の息苦しさと、物語がくれる静かな救いを振り返りながらレビュー。
メディア化・小説

『かがみの孤城』(辻村深月・著)レビュー|傷だらけの中学生にそっと寄り添う“居場所”の物語

学校に行けなくなった中学生たちが、鏡の向こうの城で出会い、少しずつ自分と他者を信じ直していく物語『かがみの孤城』。繊細な心情描写と見事な伏線回収、涙を誘うエピローグまで、一気読み必至の成長物語でした。
小説・文学

『麦本三歩の好きなもの 第三集』(住野よる・著)レビュー|なぜ三歩の「好き」は人生を動かすのか?

図書館勤めの麦本三歩、シリーズ第三集。独特の話し言葉と“噛み噛み”の語り口は好みが分かれつつも、好きなものに忠実な芯の強さが光ります。恋と生活の価値観、名前へのこだわり、事実婚という選択まで、さらりと転換期を描く一冊でした。
小説・文学

『虹いろ図書館のへびおとこ』(櫻井とりお・著)レビュー|なぜ図書館は「逃げ場」から居場所になるのか?

いじめがきっかけで不登校になった小学生・ほのかが、古びた図書館と“へびおとこ”と呼ばれる司書に出会い、少しずつ自分を取り戻していく物語です。本と人に救われる過程を丁寧に描いた一冊から、「逃げてもいい」「それでも生きていく」というメッセージを読み取りました。
小説・文学

『天地ダイアリー』(ささきあり・著)レビュー|マスクが外せない中一男子が花壇とともに育つ物語

『天地ダイアリー』は、マスクが外せない中一男子・広葉が、栽培委員会の活動と仲間との出会いを通して少しずつ殻を破っていく成長物語です。スクールカーストや友だち関係に悩む子どもたちにそっと寄りそう、園芸×青春の優しい一冊でした。
エッセイ・ノンフィクション

『手の倫理』(伊藤亜紗・著)レビュー|「ふれる」と「さわる」が揺さぶるケアの倫理

『手の倫理』は、「ふれる」と「さわる」の違いから、介護や看護、家族関係までを問い直す一冊です。触覚を通じて安心と信頼、道徳と倫理の差異を考えさせられ、自分の“手の使い方”にまで静かに揺さぶりをかけてくる本だと感じました。
小説・文学

『リカバリー・カバヒコ』(青山美智子・著)レビュー|一歩を支える“やさしい伝説”が背中を押す

公園のカバを撫でると不調が回復する——“リカバリー・カバヒコ”の都市伝説に導かれ、五人の悩みがほどけていく連作短編集。痛みの正体を見つめ直し、明日へ踏み出す勇気をやさしく灯す一冊です。
小説・文学

『あの空の色がほしい』(蟹江杏・著)レビュー|なぜ小さな美術教室は「唯一無比の居場所」になったのか?

絵を描くことが大好きな小学生マコと、変人と呼ばれる芸術家オッサン先生との出会いを描く『あの空の色がほしい』。普通って何?好きなことを諦めないとは?心に強烈な気づきを残す、子どもにも大人にもおすすめの心温まる物語。
小説・文学

『本屋さんのダイアナ』(柚木麻子・著)レビュー|私たちは“呪い”を自分で解けるのか?

異なる家庭で育ったダイアナと彩子が、本を通じて親友になり、すれ違いながらも自分の人生を取り戻していく物語。名前の重み、友情の痛み、女性の生きづらさに向き合う成長を、読後の余韻とともに感想レビューします。
小説・文学

『ここはすべての夜明けまえ』(間宮改衣・著)レビュー|なぜこの孤独は胸の奥まで刺さるのか?

間宮改衣『ここはすべての夜明けまえ』は、ひらがな多めの語りで始まり、やがて不老の身体を得た「わたし」の100年の家族史へと沈んでいくSF。読むほどに孤独と痛みが滲み、最後に「自分で選ぶ」覚悟が残ります。
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