小説・文学 『本屋さんのダイアナ』(柚木麻子・著)レビュー|私たちは“呪い”を自分で解けるのか? 異なる家庭で育ったダイアナと彩子が、本を通じて親友になり、すれ違いながらも自分の人生を取り戻していく物語。名前の重み、友情の痛み、女性の生きづらさに向き合う成長を、読後の余韻とともに感想レビューします。 2025.12.14 小説・文学恋愛・ヒューマンドラマ
恋愛・ヒューマンドラマ 『お探し物は図書室まで』(青山美智子・著)レビュー|本はどんな瞬間に私たちの背中を押すのか? 人生に迷いを抱える5人が、小さな図書室で司書・小町さんの「何をお探しですか?」の一言に導かれ、本との出会いを通して一歩を踏み出していく物語。そっと背中を押されるような優しさと、気づくことの力を感じられる温かな一冊です。 2025.12.11 小説・文学恋愛・ヒューマンドラマ
小説・文学 『教室に並んだ背表紙』(相沢沙呼・著)レビュー|なぜ「居場所のない背中」に物語はそっと寄り添ってくれるのか? 中学校の図書室を舞台に、教室に居場所を見つけられない6人の少女たちが、本と学校司書の“しおり先生”に出会い、少しずつ世界を取り戻していく連作短編集『教室に並んだ背表紙』。中学時代の息苦しさと、物語がくれる静かな救いを振り返りながらレビュー。 2025.12.07 小説・文学恋愛・ヒューマンドラマ
小説・文学 『鍵のない夢を見る』(辻村深月・著)レビュー|“普通の女の子”が一線を越える瞬間のこわさ 『鍵のない夢を見る』は、地方に暮らすごく普通の女性たちが、少しずつ歯車を狂わせて犯罪へと踏み出してしまう短編集です。読んでいて胸がザワザワするのに、ページをめくる手は止まらない、人間の「ずれ」と欲望をえぐる直木賞受賞作でした。 2025.11.16 小説・文学恋愛・ヒューマンドラマ
小説・文学 『あの空の色がほしい』(蟹江杏・著)レビュー|なぜ小さな美術教室は「唯一無比の居場所」になったのか? 絵を描くことが大好きな小学生マコと、変人と呼ばれる芸術家オッサン先生との出会いを描く『あの空の色がほしい』。普通って何?好きなことを諦めないとは?心に強烈な気づきを残す、子どもにも大人にもおすすめの心温まる物語。 2025.11.30 小説・文学
小説・文学 『たまごを持つように』(まはら三桃・著)レビュー|不器用な一歩が道になる、弓道青春ストーリー 九州の中学校弓道部を舞台に、不器用な早弥・天才肌の実良・ハーフの春が全国大会を目指して成長していく青春小説『たまごを持つように』。努力と才能のせめぎ合い、スランプや友情の揺れを、弦音のように静かでまっすぐな筆致で描いた一冊。 2025.11.14 小説・文学
小説・文学 『傲慢と善良』(辻村深月・著)レビュー|結婚は誰のためなのか? 婚約者が突然失踪する「婚活×ミステリー」から始まり、傲慢と善良の紙一重を容赦なく突きつけてくる一冊。母娘の共依存や地方の閉塞感、点数化してしまう恋愛心理まで刺さる読後感を綴ります。 2026.01.15 小説・文学恋愛・ヒューマンドラマ
小説・文学 『麦本三歩の好きなもの 第三集』(住野よる・著)レビュー|なぜ三歩の「好き」は人生を動かすのか? 図書館勤めの麦本三歩、シリーズ第三集。独特の話し言葉と“噛み噛み”の語り口は好みが分かれつつも、好きなものに忠実な芯の強さが光ります。恋と生活の価値観、名前へのこだわり、事実婚という選択まで、さらりと転換期を描く一冊でした。 2025.12.12 小説・文学恋愛・ヒューマンドラマ
小説・文学 『透明なルール』(佐藤いつ子・著)レビュー|なぜ私たちは「空気」に縛られていることに気づけないのか? 中学二年生の優希が、「同調圧力」という透明なルールに気づき、自分の言葉を取り戻していく物語『透明なルール』。空気を読み過ぎて苦しくなったことがある人にこそ届けたい、思春期と成長の物語。 2025.11.29 小説・文学
エッセイ・ノンフィクション 『手の倫理』(伊藤亜紗・著)レビュー|「ふれる」と「さわる」が揺さぶるケアの倫理 『手の倫理』は、「ふれる」と「さわる」の違いから、介護や看護、家族関係までを問い直す一冊です。触覚を通じて安心と信頼、道徳と倫理の差異を考えさせられ、自分の“手の使い方”にまで静かに揺さぶりをかけてくる本だと感じました。 2025.11.13 エッセイ・ノンフィクションビジネス・教養