#自分を見つめる本

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小説・文学

『麦本三歩の好きなもの 第三集』(住野よる・著)レビュー|なぜ三歩の「好き」は人生を動かすのか?

図書館勤めの麦本三歩、シリーズ第三集。独特の話し言葉と“噛み噛み”の語り口は好みが分かれつつも、好きなものに忠実な芯の強さが光ります。恋と生活の価値観、名前へのこだわり、事実婚という選択まで、さらりと転換期を描く一冊でした。
小説・文学

『天地ダイアリー』(ささきあり・著)レビュー|マスクが外せない中一男子が花壇とともに育つ物語

『天地ダイアリー』は、マスクが外せない中一男子・広葉が、栽培委員会の活動と仲間との出会いを通して少しずつ殻を破っていく成長物語です。スクールカーストや友だち関係に悩む子どもたちにそっと寄りそう、園芸×青春の優しい一冊でした。
小説・文学

『本屋さんのダイアナ』(柚木麻子・著)レビュー|私たちは“呪い”を自分で解けるのか?

異なる家庭で育ったダイアナと彩子が、本を通じて親友になり、すれ違いながらも自分の人生を取り戻していく物語。名前の重み、友情の痛み、女性の生きづらさに向き合う成長を、読後の余韻とともに感想レビューします。
小説・文学

『人間タワー』(朝比奈あすか・著)レビュー|揺れる「伝統」と心の塔が崩れ落ちる瞬間

運動会の組体操「人間タワー」をめぐり、子ども・教師・親・地域の視点から描かれる群像劇。崩れゆく塔に映るのは、誰の心にもある葛藤と希望。朝比奈あすかが描く現代の“教室の現実”。
小説・文学

『かがみの孤城』(辻村深月・著)レビュー|傷だらけの中学生にそっと寄り添う“居場所”の物語

学校に行けなくなった中学生たちが、鏡の向こうの城で出会い、少しずつ自分と他者を信じ直していく物語『かがみの孤城』。繊細な心情描写と見事な伏線回収、涙を誘うエピローグまで、一気読み必至の成長物語でした。
エッセイ・ノンフィクション

『記憶する体』(伊藤亜紗・著)レビュー|障害と身体の「ローカルルール」から人間を考える一冊

『記憶する体』は、視覚・聴覚障害や幻肢痛など11人の「体のローカルルール」を通して、人間の身体と記憶の不思議さを見つめ直す一冊です。障害の有無を越えて、自分の体との付き合い方を考えさせられる知的で刺激的なノンフィクションでした。
恋愛・ヒューマンドラマ

『きみの話を聞かせてくれよ』(村上雅郁・著)レビュー|なぜ「話を聞いてくれるだけ」の存在が心を救うのか?

中学校を舞台に、7人の語り手が入れ替わりながら、すれ違いだらけの人間関係と「自分らしさ」の揺らぎを描く連作短編集『きみの話を聞かせてくれよ』。ただ隣で話を聞いてくれる誰かの存在が、どれほど強力な支えになるのかを実感できる一冊。
小説・文学

『虹いろ図書館のへびおとこ』(櫻井とりお・著)レビュー|なぜ図書館は「逃げ場」から居場所になるのか?

いじめがきっかけで不登校になった小学生・ほのかが、古びた図書館と“へびおとこ”と呼ばれる司書に出会い、少しずつ自分を取り戻していく物語です。本と人に救われる過程を丁寧に描いた一冊から、「逃げてもいい」「それでも生きていく」というメッセージを読み取りました。
SF・ファンタジー

『ここはすべての夜明けまえ』(間宮改衣・著)レビュー|なぜこの孤独は胸の奥まで刺さるのか?

間宮改衣『ここはすべての夜明けまえ』は、ひらがな多めの語りで始まり、やがて不老の身体を得た「わたし」の100年の家族史へと沈んでいくSF。読むほどに孤独と痛みが滲み、最後に「自分で選ぶ」覚悟が残ります。
小説・文学

『傲慢と善良』(辻村深月・著)レビュー|結婚は誰のためなのか?

婚約者が突然失踪する「婚活×ミステリー」から始まり、傲慢と善良の紙一重を容赦なく突きつけてくる一冊。母娘の共依存や地方の閉塞感、点数化してしまう恋愛心理まで刺さる読後感を綴ります。
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