#社会を見抜く

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エッセイ・ノンフィクション

『女と男 なぜわかりあえないのか』(橘玲・著)レビュー|なぜ、私たちは“永遠に分かりあえない”のか?

男女の価値観や行動の違いはどこから生まれるのか。本書は大規模データと進化心理学をもとに、性愛・結婚・競争・嫉妬など「不都合な真実」を容赦なく明かす。分かりあえない前提を受け入れた先にある“歩み寄りのヒント”を考えさせられた一冊です。
本屋大賞受賞作

『告白』(湊かなえ・著)レビュー|救いのない復讐劇に映る「歪んだ正義」と母性

教師であり母親でもある森口悠子の「告白」から始まる、少年犯罪と復讐をめぐる連鎖。語り手が章ごとに交代し、事件の真相と人間の歪んだ感情が浮かび上がる。救いのないラストまで目を離せない、湊かなえの衝撃的デビュー作をレビュー。
小説・文学

『HACK』(橘玲・著)レビュー|「知性の罠」と現代社会をハックする視点

橘玲の小説『HACK』は、サイバー犯罪や経済の裏側を通して「知性で社会を欺く人間」を描く。圧巻の構成と現実味に満ちた思考実験のような一冊。
本屋大賞受賞作

『ゴールデンスランバー』(伊坂幸太郎・著)レビュー|信頼と習慣が命をつなぐ逃亡劇

首相暗殺犯に仕立て上げられた青年・青柳雅春が、巨大な陰謀に追われながら「信頼」と「習慣」によって生き延びようとする姿を描く長編小説。伏線の緻密さと人間ドラマの深さが胸を打つ、伊坂幸太郎の代表作。
小説・文学

『新世界より(下)』(貴志祐介・著)レビュー|“人間とは何か”を突きつける衝撃の完結編

『新世界より(下)』では、バケネズミとの戦争と悪鬼の出現を通して、人間と“それ以外”を分けてきた境界線が音を立てて崩れていきます。スクィーラの「私たちは人間だ」という叫びが、読者にも価値観の揺さぶりを迫る、息をのむ完結編でした。
小説・文学

『みなさんの爆弾』(朝比奈あすか・著)レビュー|境界の外側で火花を散らす、6つの“偏愛”と回復の物語

女子校の憧れからサイコな親子、作家の仕事と育児、教室の理不尽まで。質感の異なる6編が“見えない爆弾”を照らし、私たちの日常に潜む痛みと希望を可視化する短編集です。
小説・文学

『金環日蝕』(阿部暁子・著)レビュー|なぜ若者たちは「闇」に触れながらもなお光を選ぼうとするのか?

ひったくり事件をきっかけに出会った女子大生・春風と高校生・錬。落とされたストラップを手がかりに犯人を追ううち、ヤングケアラーや詐欺、家族の崩壊といった現代の闇が浮かび上がります。それでも希望の光を掴もうとする若者たちの物語が胸に刺さりました。
サスペンス・ミステリー

『法廷占拠 爆弾2』(呉勝浩・著)レビュー|なぜ、この続編は“正義”の意味を揺るがすのか?

『爆弾』から一年、スズキタゴサクの裁判は突然の法廷占拠事件へ。警察・犯人・スズキの三つ巴の心理戦が展開され、読む者に「正義とは何か?」を突きつけます。前作を超える緊迫と混沌を描いた続編の魅力を詳しくレビュー。
小説・文学

『透明なルール』(佐藤いつ子・著)レビュー|なぜ私たちは「空気」に縛られていることに気づけないのか?

中学二年生の優希が、「同調圧力」という透明なルールに気づき、自分の言葉を取り戻していく物語『透明なルール』。空気を読み過ぎて苦しくなったことがある人にこそ届けたい、思春期と成長の物語。
エッセイ・ノンフィクション

『手の倫理』(伊藤亜紗・著)レビュー|「ふれる」と「さわる」が揺さぶるケアの倫理

『手の倫理』は、「ふれる」と「さわる」の違いから、介護や看護、家族関係までを問い直す一冊です。触覚を通じて安心と信頼、道徳と倫理の差異を考えさせられ、自分の“手の使い方”にまで静かに揺さぶりをかけてくる本だと感じました。
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