#学校入試に出題

スポンサーリンク
エッセイ・ノンフィクション

『目の見えない人は世界をどう見ているのか』(伊藤亜紗・著)レビュー|「見えない世界」の構造を理解するという驚きの体験

目が見えない人は世界をどう把握しているのか――空間、感覚、運動、言葉、ユーモアの5つの視点から紐解く一冊。視覚障害者の「意味の世界」に触れることで、自分の固定観念がほどけていく読書体験でした。新しい知覚の視点を得たい人におすすめです。
小説・文学

『君と読む場所』(三川みり・著)レビュー|なぜ本は孤独な心をそっとつないでくれるのか?

『君と読む場所』は、中学生の有季と偏屈な読書家・七曲さん、そして心を閉ざした少女・麻友が「読む」という行為を通してつながっていく物語です。本をめぐる葛藤や再生の瞬間が丁寧に描かれ、読書の温かさをあらためて思い出させてくれる一冊。
サスペンス・ミステリー

『図書室のはこぶね』(名取佐和子・著)レビュー|伝統は誰のためにあるのか?

高校の図書室で見つかった“メモ付きの本”をきっかけに、過去と現在の謎がつながっていく青春ミステリー。図書委員や司書の仕事も丁寧に描かれ、伝統を守る意味を問い直す優しい読後感が残ります。
小説・文学

『みなさんの爆弾』(朝比奈あすか・著)レビュー|境界の外側で火花を散らす、6つの“偏愛”と回復の物語

女子校の憧れからサイコな親子、作家の仕事と育児、教室の理不尽まで。質感の異なる6編が“見えない爆弾”を照らし、私たちの日常に潜む痛みと希望を可視化する短編集です。
小説・文学

『天地ダイアリー』(ささきあり・著)レビュー|マスクが外せない中一男子が花壇とともに育つ物語

『天地ダイアリー』は、マスクが外せない中一男子・広葉が、栽培委員会の活動と仲間との出会いを通して少しずつ殻を破っていく成長物語です。スクールカーストや友だち関係に悩む子どもたちにそっと寄りそう、園芸×青春の優しい一冊でした。
小説・文学

『ぶたぶた図書館』(矢崎ありみ・著)レビュー|なぜ図書館とぶたぶたは、こんなにも人の心をほどくのか?

図書館を舞台に、ぬいぐるみのぶたぶたが人の悩みにそっと寄り添う連作短編集。図書館イベント「ぬいぐるみおとまり会」を通して描かれる再生とつながりの物語を、読後の余韻とともにレビューします。
SF・ファンタジー

『本を守ろうとする猫の話』(夏川草介・著)レビュー|なぜ「本には力がある」という一言がここまで心を揺さぶるのか?

本には力がある――そのシンプルなフレーズを、ここまで強烈に心に刻む物語はそう多くないと感じました。迷宮のようなファンタジーを通して、「読むこと」「考えること」「生きること」の関係をやさしく、しかし容赦なく問い直してくる一冊です。
小説・文学

『図書室のピーナッツ』(竹内真・著)レビュー|なぜ本は人と人を結び直すのか?

高校の図書室で働く“なんちゃって司書”詩織が、本に宿る思いと高校生たちの悩みに向き合う物語。日常の小さな謎をひもとく過程で、人と本の距離がふわりと近づいていく。読書の喜びと図書室が持つ力を優しく思い出させてくれる一冊。
小説・文学

『八月の御所グラウンド』(万城目学・著)レビュー|青春と戦争は今の私たちに何を問うのか?

『十二月の都大路上下ル』『八月の御所グラウンド』の二編からなる、京都青春ファンタジー。駅伝と草野球の躍動感の裏側に、戦時中の若者の無念と「生きるとは何か」という決定的な問いが強力に心に刻まれる直木賞受賞作。
小説・文学

『人間タワー』(朝比奈あすか・著)レビュー|揺れる「伝統」と心の塔が崩れ落ちる瞬間

運動会の組体操「人間タワー」をめぐり、子ども・教師・親・地域の視点から描かれる群像劇。崩れゆく塔に映るのは、誰の心にもある葛藤と希望。朝比奈あすかが描く現代の“教室の現実”。
スポンサーリンク