小説・文学 『傲慢と善良』(辻村深月・著)レビュー|結婚は誰のためなのか? 婚約者が突然失踪する「婚活×ミステリー」から始まり、傲慢と善良の紙一重を容赦なく突きつけてくる一冊。母娘の共依存や地方の閉塞感、点数化してしまう恋愛心理まで刺さる読後感を綴ります。 2026.01.15 小説・文学恋愛・ヒューマンドラマ
小説・文学 『恋とか愛とかやさしさなら』(一穂ミチ・著)レビュー|婚約者の性犯罪を許せると思いますか? プロポーズ翌日、恋人が盗撮で逮捕されたらあなたはどうする?一穂ミチ『恋とか愛とかやさしさなら』は、許す・信じる・理解するの限界を静かに突きつける恋愛小説。読後に重い問いが残る一冊。 2025.12.22 小説・文学恋愛・ヒューマンドラマ
小説・文学 『夜のピクニック』(恩田陸・著)レビュー|静かな一日が変えていく、痛みと和解の青春物語 恩田陸『夜のピクニック』は、全校生徒で80kmを歩く「歩行祭」を舞台に、異母兄妹の二人が静かな一日を通してわだかまりを溶かしていく青春小説。大きな事件はないのに心が揺れる、痛みと再生がにじむ名作の魅力をレビュー。 2025.11.17 小説・文学恋愛・ヒューマンドラマ本屋大賞受賞作
小説・文学 『本屋さんのダイアナ』(柚木麻子・著)レビュー|私たちは“呪い”を自分で解けるのか? 異なる家庭で育ったダイアナと彩子が、本を通じて親友になり、すれ違いながらも自分の人生を取り戻していく物語。名前の重み、友情の痛み、女性の生きづらさに向き合う成長を、読後の余韻とともに感想レビューします。 2025.12.14 小説・文学恋愛・ヒューマンドラマ
メディア化・小説 『ミッドナイト・バス』(伊吹有喜・著)感想レビュー|家族はやり直せるの? 東京―新潟を走る深夜バス。運転手・利一と、別れた妻、美雪、子どもたち、そして周囲の人々が「すれ違い」と「後悔」を抱えながら夜を越えていく。苦い現実もあるのに、不思議と温かい。人生の再出発を静かに描く物語。 2026.01.30 メディア化・小説小説・文学恋愛・ヒューマンドラマ
小説・文学 『八月の御所グラウンド』(万城目学・著)レビュー|青春と戦争は今の私たちに何を問うのか? 『十二月の都大路上下ル』『八月の御所グラウンド』の二編からなる、京都青春ファンタジー。駅伝と草野球の躍動感の裏側に、戦時中の若者の無念と「生きるとは何か」という決定的な問いが強力に心に刻まれる直木賞受賞作。 2025.12.01 小説・文学歴史・伝記
小説・文学 『赤と青とエスキース』(青山美智子・著)レビュー|一枚の絵がつなぐ三十年、めぐり逢いの色彩 メルボルンで生まれた一枚の「エスキース」が人から人へ渡り、日本へ渡って物語は円を描く。赤と青のコントラストに、別れと再会、そして生の手触りが滲む。静かな感動が長く残る長編です。 2025.11.10 小説・文学恋愛・ヒューマンドラマ
メディア化・小説 『魔女の宅急便 全6冊合本版』(角野栄子・著)レビュー|映画の先に何が続く物語なのか? ジブリ映画で完結したと思っていた『魔女の宅急便』は、実はキキが35歳になるまで続く全6巻の物語。恋と自立の泥臭さに震える大人のための読書体験を、読後の余韻とともにレビューします。 2026.01.13 メディア化・小説小説・文学
小説・文学 『猫のお告げは樹の下で』(青山美智子・著)レビュー|猫が導く“気づき”と“優しさ”の連鎖 『猫のお告げは樹の下で』は、神社に現れる猫・ミクジが人々に小さな気づきを与える七つの物語。悩みの中に差し込む光のような連作短編集で、優しさと希望を静かに思い出させてくれます。 2025.11.10 小説・文学恋愛・ヒューマンドラマ
サスペンス・ミステリー 『図書室のはこぶね』(名取佐和子・著)レビュー|伝統は誰のためにあるのか? 高校の図書室で見つかった“メモ付きの本”をきっかけに、過去と現在の謎がつながっていく青春ミステリー。図書委員や司書の仕事も丁寧に描かれ、伝統を守る意味を問い直す優しい読後感が残ります。 2025.12.06 サスペンス・ミステリービジネス・教養小説・文学