小説・文学 『天地明察(下)』(冲方丁・著)レビュー|暦に挑み続けた二十年と、受け継がれる志の物語 改暦の総大将として日本独自の暦作りに挑んだ渋川春海の二十年の奮闘を描く『天地明察(下)』。仲間の志と幾度もの挫折を乗り越えて天に挑む姿に、胸が熱くなる歴史エンタメ小説。知的な興奮と清々しい読後感が残る一冊です。歴史が苦手でも読みやすいと感じました。 2025.11.19 メディア化・小説小説・文学本屋大賞受賞作歴史・伝記
歴史・伝記 『海賊とよばれた男(上)』(百田尚樹・著)レビュー|なぜ、この男の生き様は時代を超えて胸を打つのか? 敗戦直後の混乱の中、すべてを失いながらも日本と仲間のために立ち上がった国岡鐵造。信念と情熱で石油事業を切り拓いた姿は、現代に生きる私たちにも深い問いを投げかけます。圧倒的スケールの歴史経済小説(上巻)レビュー。 2025.11.24 メディア化・小説小説・文学本屋大賞受賞作歴史・伝記