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『5年で1億貯める株式投資 – 給料に手をつけず爆速でお金を増やす4つの投資法』(Kenmo・著)レビュー|再現性はどこまで信じていいのか?

ビジネス・教養

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タイトルのインパクトに惹かれて読み始めましたが、最初に感じたのは「思っていたよりずっと地味だ」という印象でした。 よくある成功談や勢い任せのノウハウ本ではなく、数字と行動の積み重ねを淡々と語る語り口で、読む側にも覚悟を求めてくる本だと感じました。 斜め読みでも要点はつかめますが、読み進めるほどに「これは簡単ではない」と現実を突きつけられ、自然と姿勢が正されていきました。

【書誌情報】

タイトル5年で1億貯める株式投資 - 給料に手をつけず爆速でお金を増やす4つの投資法
著者kenmo(湘南投資勉強会)
出版社ダイヤモンド社
発売日2025/04
ジャンルビジネス・経営・経済
ISBN9784478121184
価格¥1,870
出版社の内容紹介

メーカーに就職してから4年で貯めた300万円を元手に、知識ゼロの状態から株式投資をスタート。追加資金なしにもかかわらず、わずか5年で資産1億円を突破。現在は3億円を運用して、さらに資産を拡大中だ。ズブの素人でも一つずつ階段をのぼりながら資産を増やす方法を初公開&全公開!

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本の概要(事実の説明)

本書は、元手300万円から5年間で1億円を築いた個人投資家が、実際に行ってきた株式投資の方法を体系的にまとめた実用書です。 核となるのは、新高値ブレイク投資、株主優待需要投資、決算モメンタム投資、中長期投資という4つの手法で、資産規模や相場局面に応じて使い分ける考え方が示されています。 運や直感に頼るのではなく、決算書の読み方や指標、心理面の管理まで含めて「勝つべくして勝つ」プロセスが語られています。

印象に残った部分・面白かった点

印象的だったのは、どの投資法も「勢いが出たところで後乗りする」ことを前提にしている点です。安値で完璧に拾うことを目指さず、相場が示した強さを信じて乗る。その代わり、決算や数値の裏付けを徹底的に確認する姿勢が一貫しています。 また、資産ステージごとに戦略を分けている点も現実的でした。資産500万円と5000万円では、同じ10%の損失でも心理的ダメージがまったく違う。その違いを前提に設計された戦略は、机上の空論ではないと感じました。

本をどう解釈したか

この本が繰り返し伝えているのは、「個別株投資は誰にでもできるが、誰にでも向いているわけではない」という厳しい事実だと思います。 再現性があるとはいえ、それは学習とリサーチ、そして継続的な管理を前提とした再現性です。 派手な成功談の裏にある地道さや、理系的な思考で市場の非合理を突く姿勢からは、投資をギャンブルにしないための一線がはっきり見えました。

読後に考えたこと・自分への影響

読み終えて強く残ったのは、「個別株投資は努力を省略できない」という当たり前の事実でした。 PERやPBR、ROEといった指標を理解し、決算書の危険シグナルを見抜く力がなければ、この本に書かれていることは実行できません。 それでも、勉強すれば手が届く世界を具体的に示してくれている点で、インデックス投資とはまったく違う刺激と現実味を与えてくれる一冊だと感じました。

この本が合う人・おすすめの読書シーン

時間に余裕のある休日に、ノートを取りながら読むのが合っています。 通勤中の軽い読書というよりも、自分の投資スタンスや覚悟を見つめ直すための読書。 一度読んで終わりではなく、相場や資産状況に応じて何度も戻ってきたくなる本だと思いました。

『5年で1億貯める株式投資 - 給料に手をつけず爆速でお金を増やす4つの投資法』(Kenmo・著)レビューまとめ

夢のある数字を掲げながら、内容は驚くほど現実的。

個別株投資の厳しさと可能性を同時に突きつけてくる、覚悟のいる一冊でした。

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