小説・文学 『爆弾』(呉勝浩・著)レビュー|なぜ、この“狂気の対話”は読者の正義を揺さぶるのか? 警察と“爆弾魔”の心理戦が息をつかせない緊迫のミステリー『爆弾』。取調室を中心に展開する会話劇の迫力、揺らぐ正義、露わになる人間の本質を描いた本作について、読みどころと感じた問いをレビュー。 2025.11.20 サスペンス・ミステリーメディア化・小説小説・文学
小説・文学 『禁忌の子』(山口未桜・著)レビュー|命は誰のためにあるのか? 搬送された溺死体が自分と瓜二つ――救急医が辿り着くのは医療の光と影でした。密室事件の推理の熱さと同時に、生殖医療が「子のため」にあるべきだという問いが重く残る医療ミステリです。 2026.01.18 サスペンス・ミステリー小説・文学
サスペンス・ミステリー 『法廷占拠 爆弾2』(呉勝浩・著)レビュー|なぜ、この続編は“正義”の意味を揺るがすのか? 『爆弾』から一年、スズキタゴサクの裁判は突然の法廷占拠事件へ。警察・犯人・スズキの三つ巴の心理戦が展開され、読む者に「正義とは何か?」を突きつけます。前作を超える緊迫と混沌を描いた続編の魅力を詳しくレビュー。 2025.11.20 サスペンス・ミステリー小説・文学
小説・文学 『告白』(湊かなえ・著)レビュー|救いのない復讐劇に映る「歪んだ正義」と母性 教師であり母親でもある森口悠子の「告白」から始まる、少年犯罪と復讐をめぐる連鎖。語り手が章ごとに交代し、事件の真相と人間の歪んだ感情が浮かび上がる。救いのないラストまで目を離せない、湊かなえの衝撃的デビュー作をレビュー。 2025.11.18 サスペンス・ミステリーメディア化・小説小説・文学恋愛・ヒューマンドラマ本屋大賞受賞作
小説・文学 『図書室のはこぶね』(名取佐和子・著)レビュー|伝統は誰のためにあるのか? 高校の図書室で見つかった“メモ付きの本”をきっかけに、過去と現在の謎がつながっていく青春ミステリー。図書委員や司書の仕事も丁寧に描かれ、伝統を守る意味を問い直す優しい読後感が残ります。 2025.12.06 サスペンス・ミステリービジネス・教養小説・文学
小説・文学 『金環日蝕』(阿部暁子・著)レビュー|なぜ若者たちは「闇」に触れながらもなお光を選ぼうとするのか? ひったくり事件をきっかけに出会った女子大生・春風と高校生・錬。落とされたストラップを手がかりに犯人を追ううち、ヤングケアラーや詐欺、家族の崩壊といった現代の闇が浮かび上がります。それでも希望の光を掴もうとする若者たちの物語が胸に刺さりました。 2025.11.26 サスペンス・ミステリー小説・文学恋愛・ヒューマンドラマ
サスペンス・ミステリー 『二人一組になってください』(木爾チレン・著)レビュー|その一言は誰を殺すのか? 女子高の卒業式直前、「二人一組になってください」から始まるデスゲームが開幕。スクールカースト、いじめ、無自覚の悪意が暴かれる中で、彼女たちは誰と手をつなぐのか。 2026.01.24 サスペンス・ミステリー小説・文学
小説・文学 『ゴールデンスランバー』(伊坂幸太郎・著)レビュー|信頼と習慣が命をつなぐ逃亡劇 首相暗殺犯に仕立て上げられた青年・青柳雅春が、巨大な陰謀に追われながら「信頼」と「習慣」によって生き延びようとする姿を描く長編小説。伏線の緻密さと人間ドラマの深さが胸を打つ、伊坂幸太郎の代表作。 2025.11.17 サスペンス・ミステリービジネス・教養メディア化・小説小説・文学本屋大賞受賞作