電子書籍

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小説・文学

『透明なルール』(佐藤いつ子・著)レビュー|なぜ私たちは「空気」に縛られていることに気づけないのか?

中学二年生の優希が、「同調圧力」という透明なルールに気づき、自分の言葉を取り戻していく物語『透明なルール』。空気を読み過ぎて苦しくなったことがある人にこそ届けたい、思春期と成長の物語。
ビジネス・教養

『5年で1億貯める株式投資 – 給料に手をつけず爆速でお金を増やす4つの投資法』(Kenmo・著)レビュー|再現性はどこまで信じていいのか?

元手300万円から5年で1億円を築いた個人投資家が、実際に用いた4つの投資法を公開。派手さよりも分析と継続を重視した戦略は、個別株投資の現実と覚悟を静かに突きつけてくる一冊です。
小説・文学

『みなさんの爆弾』(朝比奈あすか・著)レビュー|境界の外側で火花を散らす、6つの“偏愛”と回復の物語

女子校の憧れからサイコな親子、作家の仕事と育児、教室の理不尽まで。質感の異なる6編が“見えない爆弾”を照らし、私たちの日常に潜む痛みと希望を可視化する短編集です。
小説・文学

『別れを告げない』(ハン・ガン・著)レビュー|なぜこの物語は哀悼を終わらせないのか?

済州島4・3事件を背景に、過去と現在、生と死が交錯する物語。読むほどに身体が冷えていく感覚と、美しく静かな文章が心に刻まれる。忘れてはならない歴史を小説として受け取る体験を綴るレビュー。
小説・文学

『赤と青とエスキース』(青山美智子・著)レビュー|一枚の絵がつなぐ三十年、めぐり逢いの色彩

メルボルンで生まれた一枚の「エスキース」が人から人へ渡り、日本へ渡って物語は円を描く。赤と青のコントラストに、別れと再会、そして生の手触りが滲む。静かな感動が長く残る長編です。
小説・文学

『本を守ろうとする猫の話』(夏川草介・著)レビュー|なぜ「本には力がある」という一言がここまで心を揺さぶるのか?

本には力がある――そのシンプルなフレーズを、ここまで強烈に心に刻む物語はそう多くないと感じました。迷宮のようなファンタジーを通して、「読むこと」「考えること」「生きること」の関係をやさしく、しかし容赦なく問い直してくる一冊です。
メディア化・小説

『新世界より(上)』(貴志祐介・著)レビュー|1000年後の日本に潜む“管理された希望と恐怖”

1000年後の日本で、人間は「呪力」を手に入れた代わりに厳しい管理社会に生きている。記憶の操作、選別、淘汰——美しい自然と不穏な仕組みが同居する世界で、早季と仲間たちが触れる“真実”とは。深い余韻を残すSF大作の上巻。
歴史・伝記

『天地明察(下)』(冲方丁・著)レビュー|暦に挑み続けた二十年と、受け継がれる志の物語

改暦の総大将として日本独自の暦作りに挑んだ渋川春海の二十年の奮闘を描く『天地明察(下)』。仲間の志と幾度もの挫折を乗り越えて天に挑む姿に、胸が熱くなる歴史エンタメ小説。知的な興奮と清々しい読後感が残る一冊です。歴史が苦手でも読みやすいと感じました。
小説・文学

『図書室のピーナッツ』(竹内真・著)レビュー|なぜ本は人と人を結び直すのか?

高校の図書室で働く“なんちゃって司書”詩織が、本に宿る思いと高校生たちの悩みに向き合う物語。日常の小さな謎をひもとく過程で、人と本の距離がふわりと近づいていく。読書の喜びと図書室が持つ力を優しく思い出させてくれる一冊。
小説・文学

『鍵のない夢を見る』(辻村深月・著)レビュー|“普通の女の子”が一線を越える瞬間のこわさ

『鍵のない夢を見る』は、地方に暮らすごく普通の女性たちが、少しずつ歯車を狂わせて犯罪へと踏み出してしまう短編集です。読んでいて胸がザワザワするのに、ページをめくる手は止まらない、人間の「ずれ」と欲望をえぐる直木賞受賞作でした。
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