電子書籍

スポンサーリンク
恋愛・ヒューマンドラマ

『お探し物は図書室まで』(青山美智子・著)レビュー|本はどんな瞬間に私たちの背中を押すのか?

人生に迷いを抱える5人が、小さな図書室で司書・小町さんの「何をお探しですか?」の一言に導かれ、本との出会いを通して一歩を踏み出していく物語。そっと背中を押されるような優しさと、気づくことの力を感じられる温かな一冊です。
小説・文学

『月ぬ走いや、馬ぬ走い』(豊永浩平・著)レビュー|痛みは希望に変わるのか?

豊永浩平『月ぬ走いや、馬ぬ走い』をレビュー。沖縄の近代史を、時代も立場も異なる複数の語り手で描き、戦世から令和へ一本の線として繋げる小説です。21歳の作者とは思えぬ文章力と構成の力に圧倒され、読み終えた後もしばらく言葉が残りました。
小説・文学

『人魚が逃げた』(青山美智子・著)レビュー|銀座の歩行者天国で人生の物語が動き出す

『人魚が逃げた』は、銀座の歩行者天国と「人魚姫」をモチーフにした連作短編集です。謎の王子の「人魚が逃げた」発言をきっかけに、5人の男女の人生が静かに動き出す――誤解やすれ違いを越えて、自分の本音と向き合う物語。
小説・文学

『舟を編む』(三浦しをん・著)レビュー|なぜ、辞書づくりの物語はこれほど心を揺さぶるのか?

辞書編集という地味に思える世界に、ここまでの情熱と人生が詰まっているのかと驚かされる物語。馬締光也と仲間たちが「言葉の海を渡る舟」を編む過程は、人の努力と誠実さの尊さを教えてくれる。本屋大賞受賞作の魅力をレビュー。
小説・文学

『よむよむかたる』(朝倉かすみ・著)レビュー|読書会は人生を救うのか?

朝倉かすみ『よむよむかたる』をレビュー。小樽の古民家カフェで月1回開かれる平均年齢85歳の読書会に、28歳の青年が加わる物語です。方言と脱線だらけの会話の奥に、老いと死、傷を抱える人の支え合いが滲み、胸いっぱいの読後感が残りました。
小説・文学

『恋とか愛とかやさしさなら』(一穂ミチ・著)レビュー|婚約者の性犯罪を許せると思いますか?

プロポーズ翌日、恋人が盗撮で逮捕されたらあなたはどうする?一穂ミチ『恋とか愛とかやさしさなら』は、許す・信じる・理解するの限界を静かに突きつける恋愛小説。読後に重い問いが残る一冊。
エッセイ・ノンフィクション

『目の見えない人は世界をどう見ているのか』(伊藤亜紗・著)レビュー|「見えない世界」の構造を理解するという驚きの体験

目が見えない人は世界をどう把握しているのか――空間、感覚、運動、言葉、ユーモアの5つの視点から紐解く一冊。視覚障害者の「意味の世界」に触れることで、自分の固定観念がほどけていく読書体験でした。新しい知覚の視点を得たい人におすすめです。
小説・文学

『小説』(野崎まど・著)レビュー|読むだけじゃ駄目なのか?

『小説』は、読むことに人生を捧げた一人の青年の30年を描きながら、「なぜ私たちは小説を読むのか」という根源的な問いを突きつける。読むだけでいいのかと悩んだ経験のある人ほど、強く心を揺さぶられる一冊。
小説・文学

『鉄のしぶきがはねる』(まはら三桃・著)レビュー|工業高校でものづくりに青春を懸ける少女の物語

『鉄のしぶきがはねる』は、工業高校を舞台に、町工場の一人娘・心が旋盤加工と「ものづくりコンテスト」に挑む青春小説です。男子だらけの環境で葛藤しながらも、機械と真正面から向き合い、自分の進む道を見つけていく姿が胸に響いた一冊。
小説・文学

『本屋さんのダイアナ』(柚木麻子・著)レビュー|私たちは“呪い”を自分で解けるのか?

異なる家庭で育ったダイアナと彩子が、本を通じて親友になり、すれ違いながらも自分の人生を取り戻していく物語。名前の重み、友情の痛み、女性の生きづらさに向き合う成長を、読後の余韻とともに感想レビューします。
スポンサーリンク