小説・文学 『図書室のピーナッツ』(竹内真・著)レビュー|なぜ本は人と人を結び直すのか? 高校の図書室で働く“なんちゃって司書”詩織が、本に宿る思いと高校生たちの悩みに向き合う物語。日常の小さな謎をひもとく過程で、人と本の距離がふわりと近づいていく。読書の喜びと図書室が持つ力を優しく思い出させてくれる一冊。 2025.12.10 小説・文学恋愛・ヒューマンドラマ
小説・文学 『spring』(恩田陸・著)レビュー|天才は何を祈り、何を捧げるのか? 天才舞踊家・萬春を中心に、踊る者、作る者、見る者の視点が交錯する長編小説『spring』。才能とは何か、芸術に身を捧げるとはどういうことかを、静かな熱量で描いた恩田陸の到達点を読み解きます。 2026.01.08 小説・文学恋愛・ヒューマンドラマ
メディア化・小説 『ミッドナイト・バス』(伊吹有喜・著)感想レビュー|家族はやり直せるの? 東京―新潟を走る深夜バス。運転手・利一と、別れた妻、美雪、子どもたち、そして周囲の人々が「すれ違い」と「後悔」を抱えながら夜を越えていく。苦い現実もあるのに、不思議と温かい。人生の再出発を静かに描く物語。 2026.01.30 メディア化・小説小説・文学恋愛・ヒューマンドラマ
小説・文学 『お探し物は図書室まで』(青山美智子・著)レビュー|本はどんな瞬間に私たちの背中を押すのか? 人生に迷いを抱える5人が、小さな図書室で司書・小町さんの「何をお探しですか?」の一言に導かれ、本との出会いを通して一歩を踏み出していく物語。そっと背中を押されるような優しさと、気づくことの力を感じられる温かな一冊です。 2025.12.11 小説・文学恋愛・ヒューマンドラマ
小説・文学 『虹いろ図書館のへびおとこ』(櫻井とりお・著)レビュー|なぜ図書館は「逃げ場」から居場所になるのか? いじめがきっかけで不登校になった小学生・ほのかが、古びた図書館と“へびおとこ”と呼ばれる司書に出会い、少しずつ自分を取り戻していく物語です。本と人に救われる過程を丁寧に描いた一冊から、「逃げてもいい」「それでも生きていく」というメッセージを読み取りました。 2025.12.12 小説・文学恋愛・ヒューマンドラマ
小説・文学 『雲を紡ぐ』(伊吹有喜・著)レビュー|不器用な家族の想いは届くのか? 不登校になった少女が盛岡の祖父のもとで出会った伝統織物「ホームスパン」。糸を紡ぐ手仕事を通して、すれ違っていた家族の心も少しずつほぐれていく。言葉にできない想いが胸を打つ、静かで温かな再生の物語。 2026.01.25 小説・文学恋愛・ヒューマンドラマ
小説・文学 『みなさんの爆弾』(朝比奈あすか・著)レビュー|境界の外側で火花を散らす、6つの“偏愛”と回復の物語 女子校の憧れからサイコな親子、作家の仕事と育児、教室の理不尽まで。質感の異なる6編が“見えない爆弾”を照らし、私たちの日常に潜む痛みと希望を可視化する短編集です。 2025.11.12 小説・文学恋愛・ヒューマンドラマ
本屋大賞受賞作 『かがみの孤城』(辻村深月・著)レビュー|傷だらけの中学生にそっと寄り添う“居場所”の物語 学校に行けなくなった中学生たちが、鏡の向こうの城で出会い、少しずつ自分と他者を信じ直していく物語『かがみの孤城』。繊細な心情描写と見事な伏線回収、涙を誘うエピローグまで、一気読み必至の成長物語でした。 2025.11.16 SF・ファンタジーメディア化・小説小説・文学恋愛・ヒューマンドラマ本屋大賞受賞作
小説・文学 『月の立つ林で』(青山美智子・著)レビュー| “人と人の光” が交わる瞬間 青山美智子『月の立つ林で』は、ポッドキャスト「ツキのない話」を軸に描かれる連作短編集。人とのつながりと小さな優しさを月明かりのように照らす、温かくて深い物語です。 2025.11.08 小説・文学恋愛・ヒューマンドラマ
本屋大賞受賞作 『博士の愛した数式』(小川洋子・著)レビュー|80分だけ続く記憶と、静かに積もる「=愛」の物語 記憶が80分しかもたない数学者と、家政婦の「私」、10歳の息子ルート。数式と阪神タイガースをめぐるささやかな日常の中で、ゆっくりと育っていく絆を描く『博士の愛した数式』。 2025.11.16 メディア化・小説小説・文学恋愛・ヒューマンドラマ本屋大賞受賞作