おかに

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エッセイ・ノンフィクション

『ショートケーキは背中から』(平野紗季子・著)レビュー|なぜ食べものの記憶はこんなにも人生に残るのか?

食べることを「味」だけで終わらせず、記憶・感情・土地・人へとつなげていく平野紗季子の食エッセイ。ブルボンからガストロノミーまで、食べる喜びを言葉で保存する一冊の感想レビュー。
小説・文学

『あの空の色がほしい』(蟹江杏・著)レビュー|なぜ小さな美術教室は「唯一無比の居場所」になったのか?

絵を描くことが大好きな小学生マコと、変人と呼ばれる芸術家オッサン先生との出会いを描く『あの空の色がほしい』。普通って何?好きなことを諦めないとは?心に強烈な気づきを残す、子どもにも大人にもおすすめの心温まる物語。
小説・文学

『舟を編む』(三浦しをん・著)レビュー|なぜ、辞書づくりの物語はこれほど心を揺さぶるのか?

辞書編集という地味に思える世界に、ここまでの情熱と人生が詰まっているのかと驚かされる物語。馬締光也と仲間たちが「言葉の海を渡る舟」を編む過程は、人の努力と誠実さの尊さを教えてくれる。本屋大賞受賞作の魅力をレビュー。
小説・文学

『鉄のしぶきがはねる』(まはら三桃・著)レビュー|工業高校でものづくりに青春を懸ける少女の物語

『鉄のしぶきがはねる』は、工業高校を舞台に、町工場の一人娘・心が旋盤加工と「ものづくりコンテスト」に挑む青春小説です。男子だらけの環境で葛藤しながらも、機械と真正面から向き合い、自分の進む道を見つけていく姿が胸に響いた一冊。
メディア化・小説

『ミッドナイト・バス』(伊吹有喜・著)感想レビュー|家族はやり直せるの?

東京―新潟を走る深夜バス。運転手・利一と、別れた妻、美雪、子どもたち、そして周囲の人々が「すれ違い」と「後悔」を抱えながら夜を越えていく。苦い現実もあるのに、不思議と温かい。人生の再出発を静かに描く物語。
小説・文学

『彼女のしあわせ』(朝比奈あすか・著)レビュー|「ないもの」より「ここにある幸せ」を見直す物語

三姉妹と母の視点が交差し、結婚・出産・仕事・介護に揺れる心を繊細に描く連作短編。完璧ではない毎日の中で「ここにあるしあわせ」を掬い直す一冊。等身大の痛みと回復が静かに沁みます。
小説・文学

『別れを告げない』(ハン・ガン・著)レビュー|なぜこの物語は哀悼を終わらせないのか?

済州島4・3事件を背景に、過去と現在、生と死が交錯する物語。読むほどに身体が冷えていく感覚と、美しく静かな文章が心に刻まれる。忘れてはならない歴史を小説として受け取る体験を綴るレビュー。
メディア化・小説

『新世界より(中)』(貴志祐介・著)レビュー|露わになる“新世界”の闇と子どもたちの選択

1000年後の日本を舞台にした『新世界より(中)』は、超能力〈呪力〉を得た人類が築いた管理社会の暗部が徐々に明かされていく巻です。失われていく仲間、消される記憶、倫理委員会の存在など、前巻で芽生えた違和感が一気に形を帯び、息をのむ展開が続きます。
恋愛・ヒューマンドラマ

『雲を紡ぐ』(伊吹有喜・著)レビュー|不器用な家族の想いは届くのか?

不登校になった少女が盛岡の祖父のもとで出会った伝統織物「ホームスパン」。糸を紡ぐ手仕事を通して、すれ違っていた家族の心も少しずつほぐれていく。言葉にできない想いが胸を打つ、静かで温かな再生の物語。
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