「あの人、仕事はできるけど性格がね…」
その一言。
言われたことがある人も、言ったことがある人もいると思う。
で、これ。
わりと残酷だけど、的確。
能力と人格は別物。
そして人間関係の評価は、だいたい後者で決まる。
じゃあ。
「性格が悪い」と評価された人は終わりなのか。
違う。
むしろここからが本番。
鍵はひとつ。
他人じゃなく、自分の中にある「違和感」と向き合えるかどうか。
その違和感の始まり
Aさんは、理性的で紳士的な人間だと思っていた。
実際、仕事もできる。
話も上手い。
周囲を説得する力もある。
でもある日。
Bさんに対して、どうしても受け付けない感情が湧いた。
理由はシンプル。
「なんか無理」
で、やってしまう。
暴言。
距離を置く。
場合によっては排除。
ここで重要なのは。
Aさんが嫌っているのは、Bさん本人ではないということ。
Bさんとの関わりをきっかけに、Aさんの中に湧いた“違和感”。
これ。
違和感の正体
それは「自分の中にある未処理の感情」だ。
心理学的にはいろんな名前がついている。
フロイトなら転移・逆転移。
ユングならコンプレックス。
ジェンドリンならフェルトセンス。
バーンならラケット感情。
トールならペインボディ。
他にもフラッシュバックとか、インナーチャイルドとか。
呼び方は違う。
でも本質は同じ。
過去の経験や感情の残りカスが、今の人間関係で刺激されて出てくる。
で、これが厄介。
普段は冷静な人でも、ここを突かれると一気に子供みたいな言動になる。
社会的地位なんて、簡単に吹き飛ぶ。
違和感になぜ気づけないのか
理由はシンプル。
向き合うより、外に原因を求めた方が楽だから。
Bさんが悪い。
環境が悪い。
相手が理解しない。
だから、
矯正する。
排除する。
距離を取る。
このループに入る。
しかも。
頭が良くて、社交的で、言葉が上手い人ほど危ない。
ストーリーを作れるから。
「正義っぽい理由」をつけて、人を排除できる。
で、それが成功してしまうと。
違和感と向き合わずに済む。
この状態。
外から見るとこうなる。
「すごい人だけど、性格はちょっとね…」
違和感は少しずつズレていく
問題はここから。
違和感は消えない。
何度でも来る。
Bさんを排除しても、Cさんで再発。
Dさんでも再発。
環境を変えても無駄。
むしろ強くなる。
さらに悪化すると。
過食。
アルコール。
リストカット。
一時的に消せるから依存する。
でも効かなくなる。
量が増える。
頻度が増える。
深さが増える。
最後は、自分自身を壊す。
イメージとしてはこれ。
自分の影に追われて、全力で逃げ続ける。
で、気づいたら崖の手前。
止まれない。
落ちる。
かなりしんどい。
違和感とどう向き合うか
ここでやっと方向転換。
やることはシンプル。
違和感を「消す」のではなく「理解する」。
・なんでこの人にイラつくのか
・どの瞬間に反応したのか
・何を思い出しているのか
・何を守ろうとしているのか
これを見ていく。
他人を変える必要はない。
戦う必要もない。
利用する必要もない。
結果として何が起きるか。
まず、自分が楽になる。
無駄な戦いが減る。
ストレスが減る。
人間関係がシンプルになる。
で、周囲の評価が変わる。
「あの人、なんか変わったよね」
これ。
テクニックじゃない。
整っただけ。
自分との関係が整うと、そのまま社会との関係に反映される。
性格が悪い人が再評価される瞬間|まとめ
性格が悪いと言われる人。
だいたい、他人と戦っている。
でも本当は。
自分の中の違和感から逃げているだけ。
敵は外にいない。
内側にいる。
だから。
排除しても終わらない。
勝っても終わらない。
終わるのは。
向き合った時だけ。
性格が良くなる方法。
それは人格を変えることじゃない。
違和感の扱い方を変えること。
ここを外すと、一生同じループ。
ここを押さえると、評価は勝手に変わる。
人間関係って、結局これ。
自分との関係の投影。
だから最後に一言。
性格を良くしようとするな。
違和感から逃げるのをやめろ。
それだけで、だいたい変わる。



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