奈良県は古代から現代に至る歴史の舞台となり、 山の辺の道 や 中街道（下ッ道） といった由緒ある古道が数多く残っています。
山の辺の道は大和盆地の東縁、三輪山（桜井市）から春日山（奈良市）に至る「日本最古の道」ともいわれ、沿道には大神神社や石上神宮などの古社や崇神天皇陵・景行天皇陵などの古墳群が点在します。
一方、中街道（下ッ道）は古代に藤原京から平城京を貫いた幹線官道で、のちに近世では奈良市から橿原市・五條市へ続く街道として繁栄しました。
これらの道をたどることで、古代の人々の足跡や史跡、そして四季折々の自然を満喫できます。
本記事では主要ルートの地図やアクセス情報、見どころや休憩スポット、季節の魅力、歴史的背景や保存活動なども含めて詳しくご紹介します。
山の辺の道（日本最古の古道）
山の辺の道は桜井市から奈良市にかけて東山麓を縫うように続く古道で、『古事記』や『日本書紀』にその名が記される日本最古級の道です。
神話や古代史にゆかりの深い三輪山（桜井市）から始まり、天理・奈良へ至る現ルートは往時の正確な経路こそ不明ながら、古来より 奈良盆地の東端の山裾に沿って発達した道 と考えられています。
沿道には、古代大和王権の武器庫とされた石上神宮（天理市）や三輪山をご神体とする大神神社（桜井市）などの古社が点在し、崇神天皇・景行天皇の皇陵（いずれも天理市内）をはじめ大型古墳群も密集しています。
これらは、山の辺の道が古代ヤマト政権の中心ルートであったことを物語ります。
たとえば桜井市の箸墓古墳（はしはこふん）は卑弥呼の墓とも一部で推定されています。
奈良県歴史文化資源データベース箸墓古墳全景（南より）
また各地の道標や石碑には万葉歌碑が刻まれ、万葉集や古事記ゆかりの地名も多く、歩きながら古代ロマンに浸ることができます。
起源・歴史
奈良盆地はかつて湖だった地形からの湖岸に沿って自然発生的に道が形成され、4世紀初頭には既に利用されていたとされます。
古代には山の辺の道沿いに豪族たちが古墳を築き、たくさんの有力氏族の墓所や祭祀場が道沿いに集中しました。
主な史跡・見どころ
出発点の天理市側には石上神宮・黒塚古墳展示館があり 、道中は竹ノ内環濠集落や崇神天皇陵を経て桜井市へ至ります。
石上神宮公式サイト
最南端の大神神社周辺は箸墓古墳など古墳群と美しい里山風景が広がります。
各所に休憩所や茶店が点在し、万葉歌碑を探したり季節の花々（春は桜、梅、秋は柿・橘など）を楽しみながら歩けます。
アクセスと歩行ルート
代表的な散策ルートは天理駅〜桜井駅・三輪駅（約16km、所要4～5時間）などで、途中で分岐して短縮ルート（天理〜柳本駅8.8km）もあります。
近鉄天理線・JR桜井線沿いに駅やバス停が多く、万一途中からバス利用も可能な安心設計です。
コース全体に要所要所の案内標識（道しるべ）が設置され、歴史解説や万葉歌碑情報が表示されています。
休憩スポット・季節の魅力
沿道には天理市トレイルセンターや天理観光農園カフェなど休憩施設があり、トイレや自動販売機も随所に整備されています。
特に春の桜並木（櫟本高塚公園や黒塚古墳公園など）や秋の柿・みかん畑は見事で、地元農家の無人販売所も点在しています。
たとえば国道169号沿いの石上神宮外苑では春に桜祭りが開かれ、多くの夜桜客で賑わいます。
トレイルガイド・文化資源
奈良県や天理市では山の辺の道を観光資源として整備・紹介しており、公式散策マップやスマホ向け地図アプリも配布されています。
天理市には「山の辺の道ボランティアガイドの会」も結成され、春秋の行楽シーズンには黒塚古墳・長岳寺・石上神宮で予約不要の無料ガイドも実施されています。
古道の保存活動や解説ガイドにより、訪れる人々は古代の歴史文化をより深く学びながら安心して歩くことができます。
山の辺の道 モデルルート一覧
桜井駅 ～ 天理駅コース（南から北へ）
距離：約16km｜所要時間：約5時間
桜井駅 → 大神神社 → 桧原神社 → 箸墓古墳 → 黒塚古墳展示館 → 崇神天皇陵 → 長岳寺 → 内山永久寺跡 → 石上神宮 → 天理駅
地図リンク
※最もポピュラーなフルルート。
天理駅 ～ 桜井駅コース（北から南へ）
距離：約16km｜所要時間：約5時間
天理駅 → 石上神宮 → 内山永久寺跡 → 長岳寺 → 崇神天皇陵 → 黒塚古墳展示館 → 箸墓古墳 → 桧原神社 → 大神神社 → 桜井駅
地図リンク
- 上記と同様（南→北の逆順なので、同じマップで可）
※道標が豊富で初心者も安心。逆方向でも十分楽しめる。
山の辺の道（天理～桜井）マップ（PDF）
天理駅 ～ 柳本駅ショートコース
距離：約8.8km｜所要時間：約2.5時間
天理駅 → 石上神宮 → 内山永久寺跡 → 長岳寺 → 柳本駅
地図リンク
※初級者向け。アップダウンが少なく気軽に楽しめる。
柳本駅 ～ 桜井駅コース（南部重点）
距離：約7km｜所要時間：約2〜2.5時間
柳本駅 → 崇神天皇陵 → 桧原神社 → 箸墓古墳 → 大神神社 → 桜井駅
地図リンク
- 同上PDFマップの後半エリアを参照
- 桜井市観光協会｜大神神社エリア
※古墳・神社めぐりに特化した歴史重視ルート。
石上神宮周辺ピンポイント散策コース
距離：約3km｜所要時間：約1時間
天理駅 → 石上神宮 → 鏡作坐天照御魂神社 → 竹之内環濠集落など（→天理駅に戻る）
※時間のない方におすすめ。天理駅から徒歩で回れる。
いずれのルートも、近鉄/JRの最寄駅がスタート・ゴール地点に設定されているため、公共交通アクセスが非常に便利です。
地図PDFはスマホにダウンロードしておくと、現地で圏外でも活用可能です。
山の辺の道のまとめ
山の辺の道は全般に道幅が狭く起伏も少ない穏やかなハイキングコースです。
未舗装の土道が多く、まるで古代の旅人になったような風情を味わえます。
特に春は要所に桜並木が現れ、園地のような古墳公園や寺院境内で花見を楽しめるほか、秋は紅葉と柿・橘の実が色づきます。
各地に点在する万葉歌碑や古寺社の由緒は、道行く人の関心を次々に引きつけます。
歩きやすさや安全面では、随所にトイレや休憩所が整備されており、子連れや初心者でも安心して散策できます。
また路線バスや路線近鉄電車が沿線にあるため、体力に合わせて途中から公共交通を使って帰路につくことも容易です。
中街道【下ツ道】（古代・近世の幹線街道）
中街道は古代には「下ツ道（しもつみち）」と呼ばれ、7世紀中頃に藤原京（明日香）から平城京（奈良）までの大動脈として整備された官道の一つです。
奈良盆地の中央部を南北に真っすぐ走り、朱雀大路などを経て平城宮大内裏へ至るこの道は、上ツ道・中ツ道と並ぶ重要路でした。
『日本書紀』でも上・中・下ツ道の名が登場し、律令期の条坊制の基準線ともなっています。
当時の下ツ道は幅広い舗装道路で、奈良市西名阪道付近では遺構（幅約26mの道や橋台）も確認されています。
歴史的経緯
平安時代以降、都が長岡京・平安京へ遷ると本道の機能は衰退しましたが、鎌倉・室町期から近世にかけては奈良町を起点とする 中街道 として復興しました。
江戸時代には奈良から八木（橿原市）を経て五條市へ通じる幹線道として繁栄し、南部では「紀州街道」とも呼ばれました。
現在の国道24号は、この古道をほぼ並行して敷設された近代道であり、中街道の旧跡は道端の古い家並みや道標、寺社の配置にわずかな面影を残しています。
沿道の見どころ
中街道が通っていたエリアでは、奈良市内から田原本町にかけて旧道筋の風情ある町並みが残ります。
特に田原本町堺町は「奈良県景観資産」に登録され、古い商家や石仏が並ぶ風情ある通りとして保存されています。
また天理市内・田原本町内には、中世の城下町として栄えた歴史に由来する遺跡（陣屋跡など）も点在し、中街道の交通・商業上の役割の大きさを伝えています。
散策のポイント
現在は一部で国道等へ迂回を要しますが、近鉄二階堂駅（天理市）西側を起点に南北にほぼ直進する区間が残っています。
二階堂駅周辺には道沿いに歴史的な民家が軒を並べ、駅から約1km南には桜並木が続く遊歩道があり、春には絶好の散策ポイントになります。
天理市街を抜けると平坦な田園地帯が広がり、遠景には葛城・金剛山地が望める素朴な景観が楽しめます。
アクセス
起点は近鉄奈良線の新大宮駅・西大寺駅や近鉄橿原線の尼ヶ辻駅（奈良市内）、近鉄橿原神宮前駅（橿原市）など複数の駅にまたがっています。
詳しいルートは交通アクセスに合わせて区間ごとに歩けます。
徒歩中心の散策コースとしては、近鉄橿原神宮前駅〜西大寺駅（平城京跡、約27km）を移動できるほか 、天理・田原本から五條方面へ伸ばす歩行計画も可能です。
文化財・保存活動
古代下ッ道や中街道沿いの史跡は地元自治体の文化財に指定されることもあります。
奈良県は「下ツ道（中街道）」を含む沿道の景観資産を登録し、その由来を解説する取り組みを行っています。
歴史散策のガイドや案内板も整備され、地元の散策ガイドや歴史教室では中街道をテーマにしたフィールドワークが行われています。
保存会やボランティアによって石仏・道標の維持管理、案内書の更新なども進められ、古道の歴史的価値が未来へと継承されています。
中街道（下ツ道）モデルルート
奈良市（西大寺）→ 橿原市（八木）フルルート
距離：約27km｜所要時間：約6〜7時間（分割推奨）
経路
西大寺駅 → 尼ヶ辻駅 → 大和郡山市街 → 平端駅 → 二階堂駅 → 天理駅 → 田原本町堺町 → 八木駅（橿原市）
- 大和郡山の城下町の町並み
- 天理の石上神宮（山の辺の道との接点）
- 田原本町「堺町」の街道道標と町家群
二階堂駅 → 八木駅コース（中部の街道散策）
距離：約13km｜所要時間：約3〜4時間
経路
二階堂駅 → 柳本（オプション） → 田原本町堺町 → 八木駅（橿原市）
- 田原本町「堺町」の町並み
- 農村と旧道の風景
- 八木札の辻（近鉄八木駅近く）
新大宮駅 → 二階堂駅コース（北部の街道探訪）
距離：約10km｜所要時間：約2.5〜3時間
経路
新大宮駅 → 尼ヶ辻駅 → 西ノ京駅（薬師寺付近） → 郡山城跡 → 平端駅 → 二階堂駅
- 薬師寺（※少しコース外）
- 大和郡山の町並みと史跡
- 佐保川沿いと旧橋跡
補足：ルートの魅力と歩き方
- いずれも近鉄電車の駅が起点・終点になるので、初心者でも途中離脱がしやすい設計。
- 奈良盆地を南北に貫く直線ルートは、古代官道「下ツ道」の名残。
- 各ルートで道標や石仏、旧道のカーブ、古橋跡など「街道の痕跡」を感じることができます。
- フルコースでの踏破は体力に応じて2〜3日に分けて行うのがおすすめです。
下ツ道沿いの主な見どころ
以下に、下ツ道沿いの代表的な歴史スポットをご紹介します。
藤原宮跡（ふじわらきゅうせき）
橿原市公式サイト
日本初の本格的な宮都である藤原京の中心地。南北に朱雀大路、中ツ道、下ツ道が整備され、都城制に基づいた都市計画がなされました。
本薬師寺跡（もとやくしじあと）
天武天皇が皇后（持統天皇）の病気回復を祈願して建立を開始し、持統天皇が完成させた寺院跡。薬師寺式伽藍配置の典型で、東西両塔および金堂の跡が現存しています。
丸山古墳（まるやまこふん）
奈良県歴史文化資源データベース「いかす・なら」
奈良県下最大の前方後円墳で、6世紀後半に築造されたと考えられています。被葬者は欽明天皇や蘇我稲目などが候補とされています。
八木札の辻（やぎふだのつじ）
八木札の辻は東西の古道「横大路」と南北の「下ツ道」が交差する地点。江戸時代には高札が掲げられ、商業の中心地として栄えました。
多神社（おおじんじゃ）
多神社（多坐弥志理都⽐古神社 おおにますみしりつひこじんじゃ）は延喜式内大社で、神武天皇などを祭神とする神社。本殿は県指定文化財で、春日造の社殿が並ぶ独特の配置をしています。
唐古・鍵考古学ミュージアム
唐古・鍵遺跡をはじめとする町内の遺跡から出土した土器や石器を展示するミュージアム。古代の生活や文化を学ぶことができます。
鏡作神社（かがみつくりじんじゃ）
鏡作神社は鏡鋳造の神として信仰される神社で、延喜式内大社。本殿は5間社流造で、社宝として三神二獣鏡が伝えられています。
稗田町賣太神社と稗田環濠集落
稗田町賣太神社と稗田環濠集落は『古事記』の編纂者として知られる稗田阿礼の出身地とされる地域。賣太神社（めたじんじゃ）は中世の環濠集落内に位置し、古い習慣や行事が今も残っています。
箱本十三町と箱本館「紺屋」
箱本十三町は豊臣秀長によって職人や町人の職業別に区分された町。現在も藍染めの体験ができる施設として「箱本館『紺屋』」が運営されています。
郡山城跡（こおりやまじょうあと）
郡山城は豊臣秀吉の弟・秀長が築いた城で、石垣には当時の墓石や仏像が用いられています。現在も石垣や堀が残り、歴史を感じさせるスポットです。
平城宮跡（へいじょうきゅうせき）
奈良時代の都・平城京の中枢部で、大極殿や朱雀門が復元されています。平城宮跡資料館では、出土品や復元模型を通じて当時の様子を学ぶことができます。
ウォーキングマップとアクセス
下ツ道沿いのウォーキングルートや詳細な地図は、奈良県の公式サイト「歩く・なら」で提供されています。
ルートマップや各スポットの位置情報を確認する際に便利です。
まとめ｜散策ガイド・実用情報
山の辺の道と下ツ道の関係
山の辺の道（やまのべのみち）
- 概要：日本最古の道とされ、奈良盆地の東縁、山裾に沿って南北に延びる自然発生的な道です。
- 特徴：古墳時代から利用されており、沿道には大神神社や石上神宮などの古社や、崇神天皇陵、景行天皇陵などの大型古墳が点在します。
- 現在の姿：天理市から桜井市にかけての区間は、ハイキングコースとして整備され、多くの歴史愛好家や観光客に親しまれています。
下ツ道（しもつみち）
- 概要：奈良時代に整備された官道で、奈良盆地を南北に縦断する直線道路です。
- 特徴：藤原京と平城京を結ぶ幹線道路として、政治・軍事・物流の要として機能しました。
- 現在の姿：国道24号線として現代に引き継がれ、一部には古代の遺構や道標が残っています。
両者の交差点と接続点
山の辺の道と下ツ道は、直接交差することはありませんが、天理市内で接近し、相互に接続するポイントがあります。
特に、石上神宮周辺では、山の辺の道の起点と下ツ道が近接しており、古代の交通網の結節点として重要な役割を果たしていました。
両道の位置関係
奈良盆地を東から西へ見ると、山の辺の道は最も東側の山裾を縫うように走り、下ツ道は盆地の中央部を南北に直線的に貫いています。
この配置により、山の辺の道は宗教的・文化的な巡礼路として、下ツ道は政治的・経済的な幹線道路として、それぞれの役割を果たしていました。
散策のおすすめ
- 山の辺の道：天理市の石上神宮から桜井市の大神神社までの約16kmのコースは、古代の風景や歴史的遺産を楽しめる人気のハイキングルートです。
- 下ツ道：大和郡山市から橿原市までの区間では、古代の道標や遺構を巡る歴史散策が楽しめます。
両道を組み合わせて歩くことで、奈良の古代交通網や文化の多様性をより深く体感することができます。
ルートマップと所要時間
山の辺の道はおよそ桜井〜天理間で20km超、主要ルートに分けて南北に散策マップが公開されています。
中街道（下ツ道）は二回に分ける場合は近鉄二階堂駅を中継地点とするのが便利。
各案内所や観光協会で配布の地図PDFには主要駅・バス停も記載されています。
アクセス
山の辺の道の北端はJR・近鉄天理駅、南端はJR桜井駅（または近鉄三輪駅）になります。
天理駅から石上神宮までは約3km（45分）、石上神宮から大神神社までは約9km（2時間）で、途中にバス停（「長岳寺」など）もあります。
中街道は奈良市から田原本・橿原方面へ国道沿いに多くの近鉄駅（新大宮、尼ヶ辻、八木など）があり、いずれの駅からも旧道にアクセスできます。
休憩・宿泊
天理市内には山の辺の道沿いにカフェや道の駅「天理市観光農園」、「コフフン」（観光案内所併設）などがあります。
田原本町には桜の名所・堺町を中心に飲食店やゲストハウスが点在し、山の辺の道 ｔｅｋｕ ｔｅｋｕ／民泊など古民家宿泊施設も。
県内各地には「道の駅」やビジネスホテルも多く、古道歩きの拠点として利用できます。
見どころ検索・ガイド利用
県観光サイトやスマホアプリでは、各史跡までの詳細な歩行ルートや周辺施設情報を提供しています。
現地では要所に設置されたQRコードからも案内を閲覧可能。
また、ガイドボランティア（天理市山の辺ボランティアガイド、田原本町歴史散策ガイドなど）が活発で、事前申し込みや定点案内で歴史解説を聞くことができます。
見頃の季節
春（4月中旬）は桜・梅・ツツジ、初夏は青葉と田園風景、秋（10月下旬～11月）は柿や紅葉、冬は澄んだ大和三山の眺めが特に美しい時期です。
夜桜やライトアップ、秋祭りの行事などイベントもあり、季節ごとに違った魅力を楽しめます。
歩く際は万葉歌碑や石碑にも注目し、古代から受け継がれる風景と物語を感じ取りながら歩くと、歴史散策の醍醐味が一層深まるでしょう。
参考資料
奈良県公式観光サイトや天理・桜井市の観光協会資料、奈良県歴史文化資源データベースなどを基に執筆 。
これらの古道を実際に歩いて、奈良の悠久の歴史と自然を体感してみてください。
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